子供の連れ去りー子供と初めて面会する場合に気をつけること

子供に会えない苦しい時間を耐えて
やっとの思いで面会できるようになって
子供に会ったら何を話そう、どこに連れて行こう
いろいろと考えていると思います。
でも、実際に子供にあってあまりの変化に落ち込むかもしれません。
そんな事がないように、面会の時の心構えをしておきましょう。

あなたに怯える

びっくりするような事ですが
連れ去りされて、数ヶ月、数年経過して子供に会うと
あなたを怖がる可能性が高いです。
私の場合は、駅で待ち合わせをしたのですが
小学6年の長女は私の顔を見るなり
怯えて泣き出しました。

これには私も正直驚きました。

私は、3ヶ月ぶりに子供に会えることを
すごく楽しみにしていました。

同居していた頃は、長女はパパが大好きで
2人で一緒に買い物に行ったり、お風呂だって小学5年生まで
一緒に入っていました。
娘との関係は良好だったと思います。

長女は妻にすがりついて、私とは会いたくないと
泣いてました。この姿を見て私は辛くなりました。
次女は泣き出しはしませんでしたが、ちょっと様子が変でした。

最近は、異性である娘と父親が一緒にお風呂に入ることに対して賛否両論ありますが
ここでは、その件にはふれないでください。

片親引き離し症候群

面会する前に弁護士からは「片親引き離し症候群」の事は聞かされていました。
ただ、長女は12歳でしたし、私との関係も良好でしたので
あまり心配はしていませんでした。

片親引き離し症候群
両親の別居、離婚などの原因により子供と同居している親が
非同居の親に対する誹謗や中傷、悪口などマイナスなイメージを子供に吹き込み洗脳を行うこと。

子供を無理矢理に父親と引き離し連れ去りをするわけなので
自分の行動を正当化するために、父親の中傷、悪口はかなり吹き込まれるようです。

これは、後に裁判所から調査官による子供達の面談調査報告書で確認しました。

長女の場合は、連れ去りされる数日前までは、パパと一緒に暮らしたいと
妻に訴えていたようです。その後、強引に連れ去るわけですが
娘を説得するために親族を巻き込んで洗脳したようでした。

恐らく、あなたの子供も「片親引き離し症候群」により
あなたに会うことを怖がっている可能性があります。

どのように接するか

あなたのことを怖がっているのであれば
とにかく笑顔で迎えてあげることです。
焦らずに子供が心を開いてくれるまでは我慢してください。

子供がまだ就学前の幼児であれば
同居していた頃によく遊んでいたおもちゃを持っていくとか
プレゼントとして用意しておくとかして
子供をリラックスさせてあげてください。
お絵かきが好きな子であれば、お絵かき帳と色鉛筆などを
持っていくのもいいかもしれません。

パパは昔のままで何も変わっていないんだよという
姿を見せてあげてください。

きっと少しずつ心を開いてくれると思います。
パパと一緒にいる時間が楽しいと思えるようにしてあげてください。

私の場合、裁判中に面会が許可されたこともあり
6時間の面会が許されていました。
場所はショッピングモールでしたので
買い物して、ゲームセンターに行き、カラオケに連れていきました。

少しずつ長女に笑顔が戻ってきましたが
初めての面会では、ここまでが限界でした。
妻に吹き込まれたのか、ひどい事も言われました。

何を言われても反論せずにぐっと我慢しましょう。

余計な事は言わない

これがすごく大事です。
こんな質問を子供にされるかもしれません。

子供

なんでパパとママは一緒に暮らせなくなったの?

そんな時はこう答えてあげてください。

パパとママはどうしても一緒に暮らせない理由があって、今は話し合いをしている最中なんだよ。

あなた

相手の悪口を言ったり、強引に連れ去られたといった表現は
決して子供の前では言わないようにしましょう。
同居している親からはあなたを
中傷するような事をかなり吹き込まれているはずです。
もしかしたら、他に好きな女性がいて
一緒に暮らしていると言われているかもしれません。

何を言ってもあなたと一緒にいられる時間はわずかです。
どんなに言い訳しても、妻のところに戻れば
あなたが言っていることが全て嘘のように思われてしまう可能性も高いです。
子供があなたの言った事を妻に報告することで
二度と子供達に会わせてくれなくなる可能性もあります。

何を言われても、どんな質問をされても
言葉を選んで答えてあげてください。

兄弟・姉妹の意識の違い

兄弟、姉妹がいる場合には
どちらも洗脳されてしまっている場合もありますが
兄弟、姉妹によって症状も違ってきます。

私の時は、小学3年生の次女は長女と比べると
「片親引き離し症候群」の症状はあまり見られませんでした。
面会直後に、こんな事も言っていました。

次女

ママとお姉ちゃんはパパ事を悪く言うけど、私はそう思えなかった。

次女

お姉ちゃんはパパには会いたくないと言っているけど、私は会いたかった。

兄弟、姉妹がいる場合は、母親との間の板挟みにあってしまい
苦しむこともあるようです。
このような時は、兄弟、姉妹での接し方を工夫してあげてください。
本来は、平等に面会日程などを組むのですが
私の場合は2回目以降の面会では裁判所にも理解してもらい
姉妹別々に面会を行っていました。

焦らないこと

片親引き離し症候群による洗脳で
あなたを拒否することがあるかもしれません。
でも、それは何回か面会を重ねていくうちに
少しずつ解消していくと思います。

私の長女の場合も、4回目の面会あたりから同居していた時のように
私に接してくれるようになってきました。
ゆっくり時間かけて気長に待ってあげてください。

絶対に妻に対しての悪口などは言わないようにしてください。
憎む気持ちはわかりますが
子供にとっては同居している親でもあり母親でもあります。
何を言っても同居している親には勝てません。
悪口を言うことで子供にはいいイメージを持たれません。

まとめ

子供を連れ去られるとなかなか面会が出来ない事が多いです。
やっとの思いで面会出来たとしても
2〜3時間といった短い時間の面会になることもあります。
さらに、片親引き離し症候群といった同居親による洗脳などで
辛い思いすることもあります。

でも、子供には罪はありません。
子供があなたを拒否しても
それは一時的なものだと思って理解してあげてください。

すぐには元には戻らないですが
ゆっくり時間かけて、あなたといる時間は楽しいし
以前のパパと何も変わっていないんだということをわかってもらい
またパパに会いたいって思える面会にしてあげてください。