子供の連れ去りー壮絶な連れ去り現場

夫婦が離婚でもめると子供の親権をめぐって
醜い争いが起きてしまいます。

今回は私が実際に経験した子供が連れ去られた状況について
紹介していきます。

それは何も警告もなくある日突然起きました。
妻から離婚したいと告白され、同意はしていませんでした。
娘が2人いまして、長女は小学6年生の夏休みでした。
翌年の3月には卒業して近くの中学校に行くことも決まっていた。
そんな中で平日の日中に連れ去りが起きたのです。

私は、自宅から徒歩で3分程度の距離にある
マンションを借りて仕事をしていました。

妻からの離婚告知をされてすぐに弁護士に相談していました。
弁護士からは連れ去りには注意してくださいと言われていましたが
会社勤めしているわけでもなく、近所で仕事をしていたので
連れ去りが起きるとは思っていなかった。

警察が立ち会う

その日は、朝から妻の様子が変だったのを覚えています。
小学生の2人の娘達が夏休みの水泳教室があり
一緒に途中まで登校し、私はそのまま仕事場に行きました。
朝の妻の様子が気になったので、事務所について2時間後ぐらいに家に戻りました。

家に戻ると家の扉が開いており
玄関に見知らぬ男が立っていました。

この瞬間に「やられた！」と思いました。
動揺している余裕はなかったです。
近所の警察署の生活安全課の警察官でした。私服でしたので、もしかしたら、刑事と言ったのかもしれませんが
よく覚えていません。ただ、今でも、その警察の人の顔ははっきりと覚えています。
私を見る目が尋常ではありませんでしたから。

私が家に入ると、ピタッと背後を付いてきていました。
もし、何か行動すればすぐにでも逮捕するつもりだったのではないかと思います。

弁護士が立ち会う

家に入るとスーツを着た男がいました。
入り口に警察がいたので、この男もてっきり警察だと思っていました。
あとで、わかったのですが、妻から依頼された弁護士でした。
妻から事前に離婚の相談を受けており、今回の連れ去りの指示をしたようです。
警察の立ち会いもこの弁護士が手配したと聞いています。

あれから1年半経過しているので、冷静に文章を書いておりますが
当時を想い出すと、この現場はぞっとする空気が漂っていました。

我が家に警察と弁護士がいるなんて想像出来ないですよね？
しかも私を見る目はまるで犯罪者でも見るような冷たい視線です。

ここで暴れたりしたら、すぐに逮捕されたと思います。
しかも、相手の弁護士も見ているので
非常に不利な展開になっていたと思います。
もし、あなたがこのような状況に置かれた時は
絶対に冷静に切り抜けてください。

引っ越し業者

部屋では、業者らしき人が荷物を搬出していました。
制服は着ておらず、後で調べてみたのですが
連れ去り専門業者のようでした。

運び出している荷物は子供の衣類、机
ダイニングテーブルなどの最低限の荷物で
家電などは全て置いていきました。
後で気づきましたが、妻の気に入っているものは全て持ち去ったようです。

DVなどの場合には、一時的にシェルターに保護を求めたりするので
荷物は引っ越し業者が一時預かり保管してくれるようです。

このような業者が存在することは、この時初めて知りました。

子供達が見つからない

連れ去り現場に遭遇し
警察官、弁護士が立ち会うという状況に置かれ
私はすぐに自分の弁護士に連絡しました。

弁護士とはこのようなやりとりをしたと思います。
子供達は、午前中は学校のプールに行っていました。
なので、この時はまだ家にはいませんでした。

子供を見つけないと、二度と会えなくなるなんて言われて
真夏で暑い日でしたが、走ってあっちこっち探しました。
もう必死です。

学校や子供が仲良かった友達の家にも行きましたが
どこにもいませんでした。
あっちこっち探してもいません。
この時は途方に暮れたというよりも発狂しそうでした。
二度と会えなくなるなんて絶対に嫌だという気持ちが強かったのです。

結局、子供達を見つけることは出来ませんでした。

学校の対応の仕方がおかしい

子供達が見つからないので、私は2人の子供が通う学校に行きました。
この時は夏休み中でしたが、学校主催の水泳教室があった日でしたので
担任の先生もいました。

まずは、学校に行き、担当の先生を呼び出したところ
校長が出てきました。

完全に私は問題ある人間と思われている感じでした。
これまで生きていて、人にあんな冷たい目で見られたのは初めてでした。
今でも忘れることは出来ません。

娘の友達の母親たち

子供達を探している時に、子供の友達の母親らにも会いました。
その時に、子供達の所在の確認と今起きている状況を伝えました。

とてもびっくりされたました。
ただ、気づいたのですが、妻とその友達との関係性によっては嘘をついていて
しばらく不在になると伝えていたりしていたようです。
ほとんどの人には、本当の事は何も伝えていませんでした。

変ですよね？
もし、私が何か問題がある父親としたら、
何かしら相談していてもおかしくないですよね？

しかも突然出て行ってしまったのですから。
仲良くしていた友達にさえ、何も言わずに消えてしまうなんて。
理解できません。

子供達はどこにいたか？

子供達は結局見つけることが出来ませんでした。
あくまでも想像ですが、連れ去り当日に唯一

子供達の友達の母親が一人荷物の搬出の手伝いをしていました。
私を目が合うなり完全に無視されました。

普段は普通に挨拶を交わすこともしていましたが
冷たい視線で無視されました。

この友達の家に子供がいると思いましたので
行きましたが、普段駐車場にあるはずの車がありませんでした。
どうやら、旦那さんが仕事を休んで子供達を車に乗せて
どこかに行っていたようです。
この方らは、一家で連れ去りに協力をしていました。

結局、子供達とはこの日の朝以来
この後3ヶ月は会うことが出来ませんでした。

裁判を起こして、わずか数時間の面会が許されたのでした。

さっきまで、一緒に暮らしていた子供達と
裁判を起こさないと会えないなんて想像出来ないですよね？

まとめ

連れ去りはある日突然やってきます。

結しかもあなたが気がつかないうちに
計画を立てて、どんな手を使ってでも
強制的に連れ去っていきます。
まるで誘拐です。

一般的に連れ去りは、日中は仕事勤めしている方が多いので
帰宅したら、誰もいなくなっているといった事が多いようです。

私のように連れ去り現場を目撃するのは
非常にまれではないかと思います。

もし、遭遇してしまったら、絶対に暴れたりはせずに
冷静に対処してください。

妻に離婚したいと告知されたら
早めに弁護士に相談することをお勧めします。

何かあった時に、あなたを守ってくれますので。