子供の連れ去りー立ち直るにはどうするべきか

連れ去りされた直後は現実を受け入れることが出来ず
毎日がとても苦しいです。

日が経つにつれて、だんだんと落ち着いてはきますが
考えることは子供の事ばかりで、面会も出来ない状況だと
毎日を必死に生きていかないと乗り越えて行けません。

私は、悪夢の連れ去りから1年7ヶ月が経過しましたが
今でも、たまに胸が苦しくなる時もあります。

実践十箇条を作る

私はそんな絶望的な日々を過ごしながら
紙に実践すべき十箇条を書き出して
毎日声を出して読むことで、なんとか乗り越えてきました。

子供の事を想い出して辛くなった時
夜寂しくなった時も声を出して読んでました。

当時書き出した十箇条です。

独りで考えていると、どんどん気持ちは沈んでいきます。
辛くて逃げ出したくなります。
生きていくのが辛く、何度も死のうかと思う時もありました。

でも、それは何も解決しないし
どんなに辛くても前に進まなければいけないと自分に言い聞かし
辛い時は十箇条を読み、前を向いていれば
必ず何かが変わっていくとそう信じるようにしました。

十箇条に書いたことを少しずつ実践していくと
本当に心の変化が起きてきます。
下ばかり向いていた気持ちが
ちょっとだけでも前を向いて歩けるようになります。

ぜひ、あなたも書き出してみてください。
内容は何でもいいと思います。
出来ることを少しずつ書いていくことが一歩になると思います。

内容もその時の状況に応じて少しずつ変えていきます。

それぞれには意味があります。
簡単に紹介していきます。

いじけないこと

大の大人ですが、いじけます
本当に弱くなってしまいます。

連れ去り直後は損失感でいっぱいですが
落ち着いてくると、何故に防げなかったのか?
もっと子供達と一緒に過ごしていればよかったと
後悔することばかりになっていきます。
そして、いじけます。
それではダメなんです。

だから、書き出して言い続けます。

泣かないこと

最初の1週間は泣いてばかりでした。
真っ暗な家に帰るのがすごく嫌でした。
以前までは、明かりがついていた部屋
リビングで子供達と話ししながら食べた夕飯
想い出す度に泣いていました。
人前で泣くなんてことも慣れるぐらいでした。

だから、書き出して、涙が出そうになったら
こらえるんです。

希望を持つこと

もう二度と子供には会えないんじゃないか?って
考えてばかりでした。
でも、そんな事ばかり考えていたら
本当に会えなくなってしまうんです。
だから、希望を持って前に進むのです。

少しずつでもいいから
希望を持って行動していくことが大事です。

目標をもち実現すること

絶望感で何も出来なくなる時もあります。
どんな小さな事もいいので目標を持って
それを実現してください。

休日に外に出れないのであれば
映画を見に行く、買い物に行くといった目標を立てて
それを実現させてみましょう。

弁護士に相談するという目標を立てて
探してみましょう。

何でもいいです。
まずは、目標を立ててみましょう。

信じること

失望感でいっぱいかもしれません。
何か行動してもうまく行かないこともあるかもしれません。
でも、信じることが大事です。

行動したら、自分を信じましょう!
それがどんな結果になったとしても
自分を信じて行動したのであれば得るもの必ずはあります。

連れ去られて子供達からも連絡がなくなり
俺は見捨てられたのか?と思ってしまうこともあるかもしれません。

でも、絶対にそんなことはありません。
子供はあなたと連絡を取りたいはずです。
何かしら制限、制約が起きていて連絡が取れないだけです。
信じてあげましょう!

後ろを振り返らないこと

家族で一緒に過ごした昔のことばかり
考えてしまう時もあります。
家族で旅行したこと、家族で外食したこと
子供達と一緒に遊んだこと。

でも、過去ばかり振り返っていても前には進めません。
もう戻らない過去を考えていても悲しくなるだけです。
辛くても、前を向きましょう!

野菜、果物を食べること

これは私の個人的に思ったことですが
どうも肉ばかり食べていると感情的になったり
怒りがこみ上げてくることが多いような気がするので
野菜、果物を食べて闘争心は鎮めて
物事をじっくり考えるようにしようと思いました。

野菜、果物を食べるってことは身体にも優しいですから
たくさん食べても悪いことはありません。

飲み過ぎないこと

やっぱしお酒の力を借りてしまうことが多いです。
気持ちが落ち着かずに、ついお酒の量が増えてしまうこともあります。
でも、気分が沈んでいる時のお酒は身体には良くないはずです。
禁酒するまでもないですが
お休み日を作って身体を労ってあげましょう。

夜は物事考えても悪い方向に考えてしまうことが多いです。
考え事は朝早起きした時に行い、夜は早めに寝る生活に変えてみましょう。

走り続けること

私は9年ぐらい前から毎朝のランニングが日課にしています。
妻が病気して入院していた時期があり、それも理由の1つでしたが
メタボ体系を改善するために始めたのが大きな理由です。

今では、毎朝走ることで気分がリフレッシュ出来ています。

走っていると
物事をポジティブに考えることが出来るので
思考の整理をするのにもすごくいいです。
また、運動はうつ病防止にもいいようです。

どんなに辛い事があっても、走り続けようって決めてました。
すごくお勧めです!
朝早起きして、散歩から始めてみてください。世界が変わります。

焦らないこと

毎日不安ですので、何か行動して
落ち着かない時もあります。

私は連れ去り後に裁判を起こしましたので
なかなかいい方向に進まずに
焦ることもありました。

毎朝、十箇条を読むことで
気持ちに余裕を持つことが出来ました。

焦ってもいい結果は出ません。
心に余裕を持つことが大事です。

恨まないこと

この十箇条でここが一番大事なところです。

連れ去りされて落ち着いてくると
妻を憎む気持ちがだんだんと大きくなってきます。
考えると感情的になることもあるでしょう。

でも、それではだめです。

夫婦の問題は片方だけに原因があるわけではありません。
妻も長い時間を悩み続けていたのかもしれません。
だから、恨まないようにしようと決めました。

裁判の時に妻に会って、その時に恨み辛みがあれば
感情的になり、余計な事を言ってしまうかもしれません。
あなたが調停中の場合でも同じです。

相手を恨む気持ちを持っていれば、それは他人にも伝わっていきます。
人を恨む気持ちを持っている時には
顔つきはキツくなるし、身体全体から怒りのエネルギーが
放出しているはずです。

恨む気持ちを鎮めて、人の話しを聞いて
相手を思いやる気持ちを持ちましょう。

そうすれば、周りはあなたの味方になってくれます。

受け入れること

連れ去り後、いろんな事が日々起きていきます。

私の場合は、連れ去りの翌日に妻の担当弁護士から書類が届きました。
ある程度は覚悟していましたが、数日前までには
まったく想像すら出来なかった出来事に戸惑うことばかりでした。

近所を歩いていても、子供達の友達の親からの視線は
なんとなく冷たさを感じました。
とても辛いです。それでも、全て受け入れていかないと前には進めません。

連れ去りという想像を絶するようなことが起きてしまった以上は
この先、さらに何が起きるかなんてことを考えるだけ無駄です。
起きたことに対しては、受け入れていく心構えが必要です。

何があっても、決して逃げずに受け入れてください。

自分を責めないこと

全てあなたが悪いわけではありません。
自分を責める必要もありません。
自分を追い込まないようにしましょう。

連れ去りは、あなただけに問題があって起きたのではありません。
相手にも問題があるのです。
あなただけの責任ではありません。
だから、自分を責めるのはやめましょう。

苦しい時はガスに抜きも必要です。
楽しい事を出来るだけ考えて
好き事をして、好きな物を食べて気分転換をしてください。

苦しい時は深呼吸をすること

辛くて苦しくなった時は深呼吸をしてください。
子供達の事を想い出して胸が苦しくなる時があります。
そんな時は立ち上がって深呼吸をしましょう。

部屋に閉じこもって苦しい時は
思い切って外に出て新鮮な空気を吸ってみましょう。

まとめ

連れ去りされた直後は何をしても苦しいし辛いと思います。
行き詰まって壁を感じた時に、その壁を乗り越えるために
実践することを書き出してみましょう。
苦しい時は何度も読み返す。

生活習慣を変えるのも乗り越える1つの方法です。
夜は出来るだけ早く寝ましょう。
頭も夜は疲れています。
疲れているから考える事は悪いことばかり
苦しくなってお酒に手を出してしまうことが良くあります。

朝早く起きて、外に散歩に出かけましょう。
朝日を浴びて、新鮮な空気を吸えば
考え方も変わるし、行き詰まっていることも
解決手段が見つかるかもしれません。

前に進むのは一歩ずつでいいんです。
毎日少しずつでいいから前に進んでください。
時間とともに苦しさから少しずつ解放されていきます。

前を向いて歩けば必ず道は開けてくると思います。